家相
家相には様々な見方、流派があり、簡単にこういうものです、とは言いにくいものです。
そこで概ね主流であると思われる見方と、注意点を説明します。
まず、建物平面の中心を探します。
単純な長方形の建物なら対角線の交点ですので簡単に分かります。
そうでない場合は、平面図の外壁で囲まれた範囲の「重心」を探します。
厚紙に平面図を貼り付けて、外壁ラインに沿って切り取ったものを、
鉛筆など先の尖った物の上に乗せて、落ちずに水平を保てるポイントが重心です。
そのポイントから方位磁針による北東~南西方向に線を引きます。
方位磁針が指す北(磁北)は、地図の北(真北)と若干ずれがあります。
磁北は真北より、反時計回りに、東京で約7度ほどずれます。
ずれは、南(赤道)に寄るほど小さく、北(北極)に寄るほど大きくなります。
その北東~南西方向の線から建物中心から15度ずつ広げた内角30度の線を引きます。
その30度の広さの線に囲まれた範囲の北東側を鬼門、南西側を裏鬼門と呼びます。
その鬼門・裏鬼門の範囲内に、玄関出入口・便所・キッチンコンロ(IHを除く)
といったものが入らない方が良いとされます。